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大阪のお勉強

著者 前垣 和義
定価 1,300円(税抜)
発行年月日 2008年10月7日
判型 B6判並製 248ページ
ISBN 978-4-901908-35-1
Cコード 0039
刷り 1刷

内容紹介

大阪ってやっぱりおもしろい。大阪ってほんま奥深い。
大阪の歴史と文化についての知識散歩を楽しみませんか。

阿倍晴明、一寸法師は実は「大坂人」。 大阪由来の食の話。 大坂から江戸に流れた文化の話。 等々、歴史や文化の街・大阪の魅力を再発見できる一冊、ぜひご一読を。

 

目次

まえがき  大阪の歩き方が、変わってきます

◇タコと虎と城の話◇ 
1.大阪では、「タコ=ハレの食」 
2.タコは、クモ? 
3.たこ焼と明石焼は「兄弟」? 
4.大阪の第三の焼きもの「イカ焼」 
5.大坂の「いか」は、江戸の「たこ」 
6.「くだらん」の語源をたどれば・・・ 
【ちょっとひとやすみ】タコでぇぇ~、お笑いを一席 
7.雨の日に、姿を現す大ダコ 
8.大阪の街を見おろす虎 
9.大阪城は、秀吉城? 徳川城? 
10.信長が注目した地に秀吉が築城 
【ちょっとひとやすみ】秀吉の派手好きと華麗な桃山文化! 
11.大阪城と「どんならん」 
12.薬の街に「張り子の虎」 
13.薬の街・三五〇年の歴史 
14.橋の欄干、神社に「獅子」 
【ちょっとひとやすみ】難波? 名庭? 浪速? 

◇お椀の舟とすし食いねぇ・・・舟七話◇ 
15.一寸法師が漕ぎだしたのは大坂湾 
【ちょっとひとやすみ】一寸法師も桃太郎も同じモデル!? 
16.遠州森の石松の名台詞は淀川の舟上 
17.野崎詣りは屋形船ではなかった!? 
【ちょっとひとやすみ】野崎観音に、お染・久松の墓 
18.佃煮と家康と舟の関係 
【ちょっとひとやすみ】家康は、大坂で没し、堺に墓!? 
19.昆布と舟と堺の刃物 
【ちょっとひとやすみ】堺が刃物の街になるのは 
20.舟いけすと屋形船、ジャズと道頓堀 
21.大阪人は「身を尽くす」? 
【ちょっとひとやすみ】大阪人は、「土瓶の口」が多い!? 

◇「名」を味わう 地名を食べる話◇ 
22.大阪のうなぎは「まむし」味? 
23.大阪の「うずら」はうなぎ味? 
24.魚+四+又=「鰻」 
25.大阪の「ヘビ」は、文化の味 
【ちょっとひとやすみ】江戸時代のデートスポット、夕陽丘 
26.難波は旨い 
【ちょっとひとやすみ】大阪は、ネギのふるさと!? 
27.信太は旨い 
28.きつねとタコは、大阪の「文化関係者」 
29.きつねとたぬき、化かし上手は? 
30.「豚まん」の名にこだわる 
31.大阪の「ボート」は、旨い!? 
32.「鉄砲の刺身」は、どんな味? 
33.スッポンは、形も味も「○」! 
34.大阪の鯨は、「針・針」? 

◇痛快・妖怪・結界話◇ 
35.「真田の抜け穴」は、徳川製? 
36.猿だ、飛んだ、猿飛佐助だ!? 
37.石川五右衛門は、河内人!? 
38.岩見重太郎は、大坂でおろち退治 
39.天下分け目の「天王山」は? 
40.陰陽師・安倍晴明は阿倍野生まれ? 
41.「妖怪」が大阪港を守る! 
42.大阪ミナミに、カッパのミイラ!? 
【ちょっとひとやすみ】大阪のきゅうり巻、東京のカッパ! 

 ◇キタとミナミと大阪話◇ 
43.蕪村・大阪、「菜の花や」 
44.明治期、キタとミナミに高層ビル 
45.曽根崎、網島、門左衛門 
46.お初、徳兵衛は結婚していた!? 
【ちょっとひとやすみ】歴史を刻むキタの太融寺さん 
47.「雉も鳴かずば」の伝説をもつ地 
48.「心ブラ派」?「天ブラ派」? 
49.萬歳第一号は、瓢箪山の玉子屋 
50.徳川家もあっぱれ、川に道頓の名 
51.大坂は「着倒れ」であった!? 
52.道頓堀と看板とのれんの話 
53.大阪の顔、千日前 
【ちょっとひとやすみ】大阪は「混」の発想、「いっしょくた文化」 
54.阿倍野? それとも阿部野? 
55.四天王寺は玉造に? 今宮戎は四天王寺前に? 
【ちょっとひとやすみ】西成区に「てんのじ村」 
56.大阪はなぜ「大阪」なのか 
57.環状線と山手線、どちらが長い? 
【ちょっとひとやすみ】大阪弁の「なやむ」は「悩まない」!? ◇だしと酒と市場の話◇ 
58.東西のだし色は材料の違い 
59.大阪は、だいしが旨い! 
60.昆布+かつおの「だし算」効果! 
61.「食い倒れ」は、「始末の精神」? 
62.東京「赤門」、大阪「黒門」 
63.大阪は、「酒都」!? 

あとがきに、替えて 
大阪マップ 
大阪の年表 
参考文献