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著者 | 栖来 ひかり |
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定価 | 1,500円(税抜) |
発行年月日 | 2018年11月 |
判型 | A5判並製 218ページ |
ISBN | 978-4-908443-39-8 |
Cコード | 0026 |
刷り | 1刷 |
『在台灣尋找Y字路/台湾、Y字路さがし』『山口,西京都的古城之美』で、 台湾で話題の作家 栖来ひかり、はじめての日本語の本。
山口出身で台湾をベースに活躍する作家が描く故郷への旅。
明治維新を彩った山口出身の志士たちが、台湾で総督を歴任。
その記録をなぞりながら山口の街をめぐると、目の前に現れるそこかしこに残る台湾の記憶。
明治・大正・昭和・平成の時代を越えて山口と台湾で交錯する。
旅する街
山口 長門 萩 美祢 山陽小野田・宇部・新山口 防府 周南 下松 柳井 岩国 下関 小倉
まえがき
◆Chapter1 山口
・ふるさとの水をあび
大内文化ひらく/湯田の湯をあび/台湾に渡った建築家・野村一郎/台湾倉庫王・三巻俊夫/林百貨店と林方一/
・帰郷
中原中也の詩/藤田伝三郎と台湾/鉱山王・久原房之介
・蓬莱米の故郷
国分直一までのまわり道/磯永吉と蓬莱米
◆Chapter2 川棚温泉・豊北
・山頭火と川棚温泉
山頭火と川棚/アサギマダラの旅
・瓦そば
元祖瓦そば たかせ/劇場旅館 川棚グランドホテル
・太古の夢想をかきたてる地
道の駅 北浦街道ほうほく/金関丈夫と土井ヶ浜遺跡/角島でみた夢
◆Chapter3 長門
・くじらのはなし
仙崎港とくじら/金子みすゞ記念館/元乃隅稲成神社の「林さん」/東後畑棚田とイカつり船
・わたしの地球
湯本温泉の龍/大谷山荘別邸・音信のかぜ/香月泰男美術館~サンジュアンの実、たべた?
◆Chapter4 萩
・水の都
萩八景遊覧船にのる/萩城下町と夏みかん/萩博物館でおどろいた
・松陰先生と台湾
萩焼七変化~城山窯・浦上記念館・大屋窯/松陰先生と萩/六氏先生と楫取道明/台湾東部開発の父・賀田金三郎/第5代台湾総督・佐久間左馬太
・大地の色はどんな色?
藍場川の桂太郎/萩本陣二万年の湯/萩ガラスという挑戦//見島~千年の牛に会いにいく
・旅と栖
台湾漁業近代化と国司浩助/雲林寺の猫草
◆Chapter5 美祢
・こうもりのおしっこ
秋芳洞とカルスト台地/美祢のクイーンズヘッド/湾生の知事・小澤太郎/台湾と秋吉台
◆Chapter6 山陽小野田・宇部・新山口
・瀬戸内のかぜ
海から見る山口/ときわ公園/台湾鉄道の父・長谷川謹介/SLやまぐち号
◆Chapter7 防府
・上山満之進と「東台湾臨海道路」
毛利氏庭園でお殿様きぶん/防府天満宮、七夕のゆうべ
・種田山頭火の水
あとかたもないほうたる/夜、昭和な夜
◆Chapte8 周南
・児玉源太郎生誕の地
まどみちおの象さん/児玉源太郎と台湾五葉松/漢陽寺のお茶/コンビナート夜景オペラ
◆Chapter9 下松
・きみは台湾新幹線を見たか
日立製作所笠戸事業所/動物職員海上部
◆Chapter10 柳井
・織られる、つがれる物語
柳井縞/周防大島とハワイ
◆Chapter11 岩国
・シロヘビのからまり加減
どこにもない店~いろり山賊/重田栄治/錦帯橋の家/岩国シロヘビの館/岩国城
◆Chapter12 (番外編)福岡県 門司港
・ふたつの海峡とバナナ
あこがれの台湾航路/門司港駅/サクラビールはどんなあじ/栄町銀天街・三宜楼・富美・舘
◆Chapter13 下関
・台湾と日本の運命の起点
春帆楼と日清講和記念館/海峡を歩いてわたる
・うねる! 龍宮城
壇ノ浦なのだ/赤間神宮と大連神社/乃木神社/孫文の蓮の実
◆Chapter14 山口地酒めぐり
・旅のおわりの乾杯にかえて
あとがき
参考資料