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副題 | 広島市平和推進基本条例の制定過程を検証する |
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著者 | 宮崎 園子 田村 和之 金子 哲夫 本田 博利 向井 均 橋本 和正 渡部 久仁子 湯浅 正恵 |
定価 | 1,700円(税抜) |
発行年月日 | 2024年11月 |
判型 | 四六判並製 248ページ |
ISBN | 978-4-908443-91-6 |
Cコード | 0036 |
刷り | 1刷 |
2021年6月、広島市議会初の政策条例として成立した、広島市平和推進基本条例。
本書は条例の成立過程を見守り、条例の文言をつぶさに検討、問題提起をしてきた8人の市民による論考です。
研究者、元市職員。元国会議員、市民活動家、記者など職業も世代も様々な執筆者たちが、広島はこの先も「平和都市」であり続けるのかという問題意識を共有しながら、それぞれの専門領域に寄せた論考を展開します。
また、平和行政に尽力した元広島市長・平岡敬氏の寄稿を冒頭に掲載しています。
広島市平和推進基本条例についての本でありながら、広島のこれまでの「平和行政」を振り返り、これからを模索する市民のための政治の書でもあります。
まえがき
発刊に寄せて
「広島市の平和行政は前進するのか」 平岡 敬
<本文編>
第1章 広島のアイデンティティ・クライシス 宮崎 園子
第2章 「平和都市」ヒロシマの自己否定 田村 和之
第3章 【覚書】広島市平和推進基本条例の制定過程 田村 和之
第4章 市政と憲法 金子 哲夫
第5章 広島で「平和」の条例をつくること 本田 博利
第6章 「黒い雨」はどのように扱われたか 向井 均
第7章 戦争の実相 橋本 和正
第8章 「このままではいや。-はじめてのロビー活動記-」 渡部 久仁子
第9章 広島市平和推進基本条例と「ヒロシマの心」 湯浅 正恵
あとがき
<資料編>
1 2021年6月29日に公布された広島市平和推進基本条例(2021年条例第50号)
2 条例案の変遷
3 広島市議会本会議における「提案趣旨説明」
4 広島市条例にみる「平和」の定義
5 広島市議会採決の「決議」「意見書」及び「請願」
6 広島弁護士会長声明
7 広島市議会に寄せられた市民・市民団体の意見(一部)
8 広島平和記念都市建設法(1949年8月6日 法律第219号)