出版案内

奈良少年刑務所の本

・寮美千子、上條道夫
・1800円+税

・寮 美千子
・1000円+税



― 奈良少年刑務所について ―

明治時代に日本の威信をかけて造られた「明治の五大監獄」のひとつ、「奈良監獄」。戦後「奈良少年刑務所」と名前を変え、機能してきましたが、2016年に法務省より廃庁の通達があり、翌年3月に惜しまれつつもその歴史に幕を閉じました。

 

――『写真集 美しい刑務所 明治の名煉瓦建築 奈良少年刑務所』
   著者:寮美千子、写真:上條道夫/本体価格:1800円+税

本書は刑務所として本来の目的で使用されていた2010年に撮影を行った写真のみを掲載しています。当時の息づかいが感じられる貴重な資料としてご覧ください。また、26人の人たちに、教育、地域との連携、保存運動、受刑者として体験したこと、建築と、多様な視点から寄稿いただきました。

 

――『あふれでたのはやさしさだった 奈良少年刑務所 絵本と詩の教室 』
   著者:寮美千子/本体価格:1000円+税

奈良少年刑務所の中で行われていた授業について記したノンフィクション。自己表現が苦手な傷だらけの心を解きほぐしたのは、寮美千子さんが行った心を育む授業でした。そしてあふれでてきたのは、優しさでした。決して表舞台では語られる事のない、傷ついた少年たちの成長の記録です。